建設業向け|中小企業省力化投資補助金(第7次)活用ガイド
最終更新:2026/6/17|監修:中小企業診断士・認定経営革新等支援機関
中小企業省力化投資補助金(一般型)は、建設業の生産・業務プロセスを省力化する機械装置やシステム構築費を幅広く補助対象とします。ICT建機や施工管理システム、特殊工法機械など現場の人手不足を解消する設備投資に活用でき、補助率1/2(小規模事業者は2/3)・補助上限額は従業員数に応じて最大1億円(特例時)となります。
この業種の採択事例
次世代ICT建機導入による土木施工の省力化と高付加価値業務への人材再配置計画
想定概要:ICT搭載建機を導入して土木施工の自動化・精度向上を図り、熟練技術者を測量・管理業務などより付加価値の高い業務へ再配置することで生産性を高める取り組みと推察される。
省力化建機導入による土工・外構内製化と施工管理体制強化事業
想定概要:省力化機能を持つ建機を新規導入して土工・外構工事の自社施工化を進めるとともに、施工管理体制を整備し、外注依存の低減とコスト削減を目指す事業と推察される。
ウォータージェットロボット増設によるはつり工事の省人省力化
想定概要:高圧水流を利用したウォータージェットロボットを増設し、コンクリートはつり工事における手作業を機械化することで、作業員数の削減と施工速度の向上を図る取り組みと推察される。
下水管路の更生工事における光硬化工法導入による省力化事業
想定概要:光硬化樹脂を用いた管路更生工法に対応した専用設備を導入し、従来工法と比べた掘削作業の削減と工期短縮により、少人数での施工を可能にする取り組みと推察される。
3D統合×スマート施工で現場を効率化し、施工力向上・品質平準化
想定概要:3D測量・設計データとICT施工機器を統合的に活用し、現場での手作業や測量工数を削減するとともに、施工品質を均一化する省力化体制の構築と推察される。
配管プレファブ加工の省力化による高付加価値事業体制の強化計画
想定概要:配管部材を工場等でプレファブ加工する専用設備を導入し、現場での手作業加工を減らすことで施工効率と品質を高め、より付加価値の高い案件への対応力を強化する取り組みと推察される。
建設業で対象になりやすい設備・経費
機械装置・システム構築費(単価50万円税抜以上)が必須対象であり、ICT建機・遠隔操作重機・自動測量機器・施工管理システムなどが典型例です。専用ソフトウェアや情報システムの構築費も対象に含まれます。ただし「車両及び運搬具」に該当する経費は対象外のため、公道走行を主目的とする車両は補助対象になりません。据付け費用は機械装置と一体の軽微な設置作業に限られ、基礎工事・整地工事は対象外です。機械装置以外の経費(外注費・専門家経費・クラウド利用費等)は合計500万円(税抜)が上限となります。
申請で押さえるポイント
補助事業の実施場所(機械を設置または主として管理する場所)を申請時点で特定しておくことが必須です。50万円(税抜)以上の発注先には原則として相見積もりが求められるため、採択前から複数者への見積依頼を準備しておくと交付申請がスムーズになります。事業計画書は申請者自身が作成することが求められており、内容を自ら理解・確認したうえで電子申請システムから申請する必要があります。大幅賃上げ特例(補助上限引き上げ)や最低賃金引き上げ特例(補助率2/3へ引き上げ)の適用要件については公募要領で詳細を確認してください。
補助上限・補助率の目安
補助率は中小企業1/2、小規模事業者2/3が基本です。補助上限額は従業員5人以下で750万円、6〜20人で1,500万円、21〜50人で3,000万円、51〜100人で5,000万円、101人以上で8,000万円となります(大幅賃上げ特例適用時はカッコ内の上限に引き上げ)。事業実施期間は交付決定日から18か月以内(採択発表日から20か月以内)のため、設備導入スケジュールを逆算して計画を立てることが重要です。
省力化投資補助金の申請、専門家に無料で相談する
無料で相談するよくある質問
Q.ダンプトラックや重機運搬車は補助対象になりますか?
「車両及び運搬具」に該当する経費は補助対象外と公募要領に明記されています。公道走行を主目的とする車両類は対象になりません。現場内のみで稼働する建設機械については個別の確認が必要です。
Q.施工管理アプリのサブスクリプション費用は対象になりますか?
クラウドサービス利用費は補助対象経費に含まれますが、交付決定後に契約し補助事業実施期間内に支払いを完了したものに限られます。詳細な要件は公募要領でご確認ください。
Q.基礎工事や設置場所の整備費用は対象になりますか?
公募要領では「据付け」は機械装置の設置と一体で捉えられる軽微なものに限ると定めており、設置場所の整備工事や基礎工事は補助対象外です。
Q.採択後に導入設備を変更することはできますか?
補助対象経費の変更については公募要領で要確認です。事業計画の内容と大きく乖離する変更は認められない場合があるため、採択後に変更が生じた場合は速やかに事務局へ相談することが推奨されます。
出典:省力化投資補助金 事務局サイト ・ 省力化投資補助金 第5次 採択者一覧 ・ 公募要領 第7次 p.8 4.補助対象事業(1) ・ 公募要領 第7次 p.19 1.補助対象経費補助対象となる経費は、本事業の対象と ・ 公募要領 第7次 p.20 20上してください ・ 公募要領 第7次 p.24 24◼ ・ 公募要領 第7次 p.2 2【重 ・ 公募要領 第7次 p.9 9(2)
公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/6/17