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中小企業新事業進出補助金(第3次)|医療・福祉業での活用ガイド

最終更新:2026/6/17|監修:中小企業診断士・認定経営革新等支援機関

医療・福祉事業者が「新事業進出」で補助金を活用するには?

中小企業新事業進出補助金は、既存事業の枠を超えた新たなサービス・事業展開に取り組む中小企業を支援する制度です。医療・福祉分野では、介護・保育・健康増進など多様な領域での新サービス立ち上げが対象になりやすく、第2次では地域課題を解決する事業が多数採択されています。自社の強みを活かした新事業の構想がある場合、早めに要件を確認することをお勧めします。

この業種の採択事例

  • 家族支援による高付加価値ショートステイの展開事業

    想定概要:介護家族のニーズに応える付加価値の高いショートステイサービスを新たに展開し、利用者・家族双方の満足度向上と収益源の多角化を図る取り組みと考えられる。

  • 福祉施設向けシェアバス・地域交流拠点事業

    想定概要:福祉施設が保有する送迎バスをシェアリングし、地域の移動課題を解消しながら交流拠点としての機能を新たに展開するビジネスモデルと推察される。

  • 過疎地の高齢者施設を救う次世代型給食システムの構築

    想定概要:人材不足が深刻な過疎地の高齢者施設向けに、調理工程の自動化や集中調理などの次世代型給食システムを導入し、安定的な食事提供と運営効率化を目指す取り組みと考えられる。

  • 子育て世代の働き方を支える保育連携型コワーキング事業

    想定概要:保育サービスとコワーキングスペースを組み合わせた新業態を展開し、子育て中の親が安心して働ける環境を地域に提供する事業と推察される。

  • キッズスペースで届ける地域の健康拠点事業

    想定概要:子どもが安全に過ごせるキッズスペースを核に、地域住民向けの健康増進サービスを新たに提供する複合型拠点の構築を図る取り組みと考えられる。

  • 医師薬剤師監修による高機能抗老化サプリ事業

    想定概要:医師・薬剤師の専門知識を活かし、科学的根拠に基づく高機能サプリメントを開発・販売する新事業に進出し、ヘルスケア領域での収益柱の確立を目指す取り組みと推察される。

医療・福祉で対象になりやすい設備・経費

新たなサービス提供に必要な設備導入費(介護・保育機器、厨房設備、送迎車両など)や、システム開発・ITツール導入費が対象になりやすいと考えられます。また、新拠点の開設に伴う内装工事費や、専門家への委託費(医師・薬剤師監修料など)も計上できる可能性があります。ただし、対象経費の範囲・上限額は公募要領で要確認です。既存事業の単なる拡大ではなく『新事業への進出』であることが要件の核心となるため、事業の新規性を明確に示す必要があります。

申請で押さえるポイント

医療・福祉業界は規制や許認可が複雑なため、新事業が関係法令(介護保険法・児童福祉法など)に適合しているかを事前に確認しておくことが重要です。採択事例を見ると、地域課題(過疎・高齢化・子育て支援など)と自社の強みを結びつけたストーリーが説得力を高めています。事業計画書には『なぜ今この事業に進出するのか』という市場環境の分析と、収益化までの具体的な数値計画を盛り込むことが求められます。補助金はあくまで後払い精算が基本となるケースが多いため、資金繰り計画も並行して準備しておきましょう(詳細は公募要領で要確認)。

新事業の「新規性」をどう示すか

本補助金で最も問われるのは、既存事業との差別化と新事業としての独立性です。例えば、既存の介護施設が給食配達や健康サプリ販売に進出する場合、単なる付帯サービスではなく独立した収益事業として設計されているかが審査の焦点になります。ターゲット顧客・提供価値・収益モデルを既存事業と明確に分けて記述することが審査通過のカギです。認定経営革新等支援機関(認定支援機関)に事業計画書の作成段階から相談することで、計画の説得力を高めることができます。

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よくある質問

Q.デイサービスを運営しながら保育事業に新規参入する場合、対象になりますか?

介護事業者が保育という異なる分野に進出するケースは、新事業進出補助金の趣旨に合致する可能性があります。ただし、要件の詳細(業種制限・売上規模など)は公募要領で要確認です。

Q.補助率・補助上限額はいくらですか?

第3次の補助率・補助上限額は公募要領で要確認です。第2次の実績をそのまま第3次に当てはめることはできないため、公式の公募要領を必ずご参照ください。

Q.医師や薬剤師への監修料は経費として計上できますか?

専門家への委託費・監修料が対象経費に含まれるかどうかは、公募要領の経費区分を確認する必要があります。計上を予定する場合は、業務内容・金額の根拠を明確にした見積書を準備しておくと対応しやすいでしょう。

Q.申請前に認定支援機関への相談は必須ですか?

認定経営革新等支援機関の確認が必須要件かどうかは公募要領で要確認です。ただし、事業計画の精度を高める観点から、専門家への早期相談は強く推奨されます。

出典:新事業進出補助金 事務局サイト新事業進出補助金 第2次 採択者一覧

監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関)

公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/6/17